お客様から入稿された切り貼りの紙原稿は、こちらでスキャンをして印刷用データに変換するのですが、紙原稿の見た目よりも鮮やかさが消え、若干くすんだような色のデータが出来上がることがあります。
その理由は、私たちが普段見ている色(光の三原色RGB)とは異なり、印刷用データの色はインクやトナーなどで表現可能なCMYKと呼ばれる4つの色で作られるためです。
特に鮮やかな蛍光色に近い色は、差が出やすいので、鮮やかさを少し抑えた落ち着いた色を選んで原稿を作られるのがおススメです。
今回はどのような色が印刷データに変換した時に変わりやすいのか事例でご紹介いたします。RGBで作成されたPDFデータにも当てはまりますので是非作成される際にご参考にしてください。
↓下の画像をクリックすると、紙原稿の時と印刷用データに変換時の差をご覧いただけます
明るめの色画用紙は、落ち着いた色合いになります。
蛍光色のペンや画用紙(特にピンク・黄緑等)は、鮮やかさが無くなり落ち着いた色合いになります。
金色・銀色のシールは、スキャンによって見た目通りの鮮やかさが無くなり、反射している部分は黒っぽくなることがあります。
オレンジ色の画用紙は、落ち着いた色合いになります。
鮮やかな黄緑は落ち着いた色合いになります。
黄色やペールオレンジ色の色鉛筆で描いた絵や文字は、見えにくくなることがあります。
紫色の画用紙は薄い色も濃い色も、落ち着いた色合いになります。
金色・銀色のシールは、スキャンによって見た目通りの鮮やかさが無くなり、反射している部分は黒っぽくなることがあります。
写真等の段差があるところにシールを貼ると、線が入ることがあります。